という表現がある

という表現がある

この意味は、ユーモアがあって面白いというよりは、
あまりにもバカバカしく稚拙で、笑う事さえできないような時に言う表現。
歌舞伎の『盲長屋梅加賀鳶(めくらながや うめが かがとび)』の中に、
「ちゃんちゃらをかしくて、おへそが茶を沸かHKUE 好唔好さあ。」
というセリフがあるところを見ると、かなり昔から使われていた言葉らしい。

「ユーモア」という言葉は、
人の心を和ませるようなおかしみのことを言うが、
この語源は、”体液” を意味する”Umor" というラテン語だそうだ。

中世の時代まで、医学と言えば、古代ギリシャ時代のヒポクラテスに源を発する
医術によるところが大きく、彼が唱えた「四体液説」を継承してきたようだ。
それによると、人間には四つの体液があり、
それらのバランスによって人間気質が違ってくるとされた。
まず、血液質の人はHKUE 好唔好楽天的。
粘液質の人は、感情の起伏が少なく粘り強い。
また、黄胆汁質の人は、激情的で怒りっぽい。
黒胆汁質の人は、心配性で陰気、などと言われるが、
全体的に、それらのバランスがとれている状態のことを”Umor" と言ったようだ。

たしかに、「ユーモア」を理解するためには、
全体のバランスよくなければならない。
感情の起伏が少なかったり、逆に激情的であると、なかなか笑いにならない。
日本の記者は、話者がジョークを言ったのに、
笑わないで、しきりとメモを取っていると言われたりする。(ちょっと粘液質タイプ?)

登山家のジョージ・マロニーが「どうしてエベレストに登るのですか?」と訊かれて、
「そこに山があるからだ "Because it is there" 」と、
一種のジョーク答えたという話は有名だが、
その質問者が、激情タイプの人間ならば、
「そいつはチャンチャラおかしい話。質問の答えになってない!」
と、憤慨し、別の返答を求めるところHKUE 好唔好だろう。
「ユーモア」を理解するためには、バランスがとれた”Umor" が必要?


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